お子さまの健やかな成長を祝う七五三ですが、いつ撮影すべきか迷ってしまう人も多いでしょう。
実は、近年のフォトスタジオ利用者の約半数が、11月を避けた前撮りや後撮りの季節を選んでいます。
季節ごとに光の質や背景の色・気候・スタジオの混雑度が異なるため、「どの季節に撮るか」によって写真の印象も変わり、ご家族の過ごし方も大きく変わります。
それぞれの季節の特性を知ることで、より「自分たちらしい七五三写真」を撮影することができます。
ご家族のライフスタイルや、理想の写真の仕上がりにぴったりの撮影シーズンの見つけ方について、詳しく解説していきます。
※前撮り・後撮りの割合は七五三写真ドットコム調べ(2026年2月現在)
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春の撮影(3月〜5月)|自然光と新緑が映える季節
春の撮影は、七五三撮影の「前撮り」シーズンとして人気が高まっている時期です。
柔らかな日差しと穏やかな気候が、お子さまの自然な表情を引き出してくれます。
メリット
春は柔らかな日差しが差し込むため、コントラストが強すぎず、透明感のある自然光ポートレートを撮影するのにもっとも適した時期といえます。
新緑や桜を背景にすると、白・薄桃・水色といった淡い色の着物がとてもきれいに映えるため、優しい雰囲気の写真を残したい人におすすめです。
暖かくお子さまのご機嫌が安定する時期でもあり、多くのフォトスタジオで前撮りキャンペーンが始まるため、秋に比べて撮影料金を安くおさえられるという経済的なメリットもあります。
注意点
春の屋外撮影で気をつけたいのが、花粉症や黄砂による影響で、お子さまの目が赤くなったり肌荒れをする可能性がある点です。
また、桜の開花時期にあわせて撮影したい場合は、地域によって見頃が異なるため、開花予想をこまめにチェックして早めに予約をすませておきましょう。
おすすめ衣装と背景
春の柔らかな光や満開の桜に映える、淡いピンクや水色などのパステルカラーの衣装と、新緑の季節にぴったりなビビッドカラーの衣装もおすすめです。
桜を背景にした撮影はもちろん、花びらなどの撮影アイテムを取り入れることで、写真全体をより華やかに演出し、新緑を背景に撮影することで、明るいイメージの写真を撮影することができます。
地域別ポイント
日本は、場所によって春の訪れ方が大きく異なります。
全国平均的な傾向を踏まえつつ、お住まいの地域にあわせた計画を立てることが大切です。
| 地域 | おすすめ背景 | 注意点 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 桜・梅背景(5月上旬) | 開花が遅く、4月撮影は寒冷注意 |
| 関東 | 新緑背景(4月〜5月) | 黄砂・花粉の時期 |
| 九州 | 桜・菜の花背景(3月中旬〜4月) | 暑くなるのが早く、午後はさける |
夏の撮影(6月〜8月)|早撮りキャンペーンと明るい光
夏は「早撮り」の本格シーズンで、キャンペーン活用でコストをおさえられるだけでなく、日照時間が長いため、時間に余裕をもってさまざまなシーンで撮影ができます。
メリット
多くのフォトスタジオが夏の早撮りキャンペーンを実施しており、通常料金と比べて大幅な割引が受けられます。
日照時間が長いため、夕方の撮影でも十分な明るさを確保でき、キラキラとした光が溢れる開放的な一枚を残すことが可能です。
特に海辺や庭園など、夏ならではの鮮やかな景色を背景にしたロケーション撮影は、明るくいきいきとした雰囲気の写真が撮影できます。
注意点
夏場の撮影でもっとも注意すべきことは暑さ対策で、通気性のよい素材の着物を選んだり、着物のなかに汗取りインナーを着用したり、こまめな水分補給を徹底することが大切です。
気温が上昇する前の午前中に撮影を完了させるスケジュールを組むことで、お子さまの体力消耗を最小限におさえることができます。
また、急な雷雨や台風が多い時期でもあるため、屋外撮影を予定している場合は、予備日を設定しておくと安心です。
おすすめ衣装と背景
夏の撮影では、白地やミントグリーンなどの涼しげな色の衣装を選ぶと、見た目に清涼感のある写真を撮影することができます。
ご両親も夏用の薄手の羽織ものを用意するなど、お子さまと衣装のトーンをあわせることで、家族写真全体の統一感が生まれます。
背景には、青空・海・緑道・水辺の風景を取り入れると、夏ならではの開放的な仕上がりになり、おすすめです。
地域別ポイント
夏の撮影は、気温・湿度・台風リスクで対策が変わります。
北海道や東北は比較的穏やかですが、関東や九州は猛暑の可能性が高いため熱中症対策が必要です。
| 地域 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 比較的涼しいが、近年は30℃を超える日もある | 着物でのロケーション撮影は6月頃までがおすすめ。 |
| 関東 | 高温多湿になりやすく、真夏は強い日差しが続く | 35℃を超える日も多いため、地面からの照り返しに注意し、スタジオ撮影を優先。<br>屋外撮影の場合は、朝夕の時間帯で冷却グッズの準備をする。 |
| 九州 | 1年でもっとも気温が高くなる時期で屋外撮影は厳しい | 熱中症リスクが高く、台風の影響も受けやすいため、予備日を複数確保し、屋内撮影を中心に検討。 |
秋の撮影(9月〜11月)|紅葉・神社撮影の本番期
七五三本来の季節である秋は、境内の紅葉や銀杏、竹林などが美しく色づき、和装姿がいっそう鮮やかに映える絶好のタイミングです。
メリット
伝統的な雰囲気のなかで、お参りと写真撮影を一度に済ませられるのは、この時期ならではの大きなメリットです。
七五三のメインシーズンということもあり、多くの神社で参拝や撮影の受け入れ態勢が整っているため、初めてでもスムーズに行事を進めやすいのが魅力です。
何より、暑くも寒くもない穏やかな気候は、慣れない着物を着るお子さまにとって心強い味方となります。過度な暑さによる汗や、寒さによる表情の強張りを心配することなく、過ごしやすい時期にゆったりと秋の情緒を感じながら撮影に臨めるのは、メインシーズンだからこその贅沢なメリットです。
注意点
10〜11月にかけては、年間でもっとも混雑するピーク時期で、人気のスタジオやカメラマンは数か月前から予約が埋まってしまうため、早期の予約が必須になります。
また、この時期は1日のなかでの気温差が大きいため、午前中の冷え込みや午後の日差しに対応できるよう、羽織ものを用意しておくとよいでしょう。
おすすめ衣装と背景
男の子は黒やグレーの鷹や兜など勇ましい絵柄、女の子はピンクや赤などの花柄や手鞠の絵柄の華やかでかわいらしい柄が人気で、近年は色やデザインのバリエーションも広がっています。
また、神社の鳥居や石畳、紅葉したカエデなどの背景を活かすことで、秋らしい情緒豊かな空間を演出することができます。
地域別傾向
紅葉の見頃は北から南へと移動していくため、紅葉を背景に撮影を検討されている人は、お住まいの地域のピーク時期を把握しておきましょう。
| 地域 | 紅葉ピーク | 注意点 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 10月上旬 | 雨・冷え込みに注意 |
| 関東 | 11月上旬 | 神社撮影予約が殺到 |
| 九州・沖縄 | 11月中旬〜12月初旬 | 暑さが残る日あり、衣装素材に注意 |
→ 関連記事:七五三の秋本番撮影のメリット・デメリット
冬の撮影(12月〜2月)|落ち着いて撮れる「後撮り期」
冬の撮影は「後撮り」として利用されることが多く、混雑の時期を避けて静かな環境でゆったりと撮影したいご家族におすすめです。
メリット
秋のピークを過ぎた冬は、フォトスタジオも神社も比較的空いており、希望の日時で予約が取りやすく、スケジュールの調整がしやすいのも魅力です。
また、屋外での撮影は、空気が澄んでいるため柔らかくてきれいな光が入り、色打掛や濃い色の着物を鮮やかに際立たせ、上品かつ華やかな仕上がりを叶えてくれます。
雪が降る地域では雪景色を背景にした幻想的な撮影や、アンティークな洋館での室内撮影など、冬ならではの特別な雰囲気を楽しむこともできます。
注意点
冬の屋外撮影では、乾燥による肌荒れ対策と、寒さ対策のためカイロ・羽織もの・保湿クリームなどを用意しておくと、お子さまの体調管理がしやすくなります。
また、冬は日没が早く午後はすぐに暗くなってしまうため、午前中から午後早めの時間帯に撮影を設定するのがよいでしょう。
おすすめ衣装と背景
冬の七五三写真では、衣装のアクセントにファーショールやスカーフなど、この時期ならではのアイテムを使う撮影もおすすめです。
屋外撮影では、神社の鳥居と白い雪のコントラストを楽しんだり、室内撮影では窓の向こうのイルミネーションなどを背景にした、冬らしい写真の撮影もできます。
地域別ポイント
冬の気候は地域によって大きく異なるため、地域ごとの天候にあわせて計画を立てるようにしましょう。
| 地域 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 雪景色背景で幻想的撮影 | 防寒と照明対策必須 |
| 関東 | 快晴率が高く、空が美しい | 屋外とスタジオの併用が人気 |
| 九州・沖縄 | 冬でも屋外撮影が可能 | 日中は暖かく撮影できる日が多い |
目的別おすすめシーズン一覧
どの時期に撮影するか決める際は、ご家族で「なにをもっとも重視したいか」を整理してみることが大切です。
具体的にイメージしやすいよう、それぞれの目的別に最適な撮影シーズンを以下に詳しくまとめましたので、ぜひご自身の希望と照らしあわせながら参考にしてみてください。
| 撮影目的 | 最適シーズン | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 混雑を避けたい | 春・冬 | 予約が取りやすく、料金も安い |
| 神社参拝とあわせたい | 秋 | 行事と同時期で本格的な雰囲気 |
| SNS映えを狙いたい | 春・秋 | 自然光と背景のコントラストが強い |
| 涼しい気候で撮影したい | 春・初秋 | 子どもの集中力が続きやすい |
| 割引・早撮り重視 | 夏 | キャンペーン活用でコスパ最強 |
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まとめ|四季それぞれが「ベストシーズン」になり得る
七五三撮影の大きな魅力は、選ぶ季節によってまったく異なるご家族の表情を残せる点にあります。
春は柔らかく、夏は明るく、秋は華やかに、そして冬は静謐に、どの時期を選んでも、それぞれの季節がもつ特性を活かすことで、ご家族らしい一枚が残せます。
ご家族の予定や衣装テーマ、写真の仕上がりイメージを考慮して、ぜひこの記事を参考に「自分たちにとってのベストシーズン」を選んでみてください。