七五三は、お子さまの成長を祝う日本の伝統的な行事ですが、ご家族が一度に集まれる貴重な機会でもあります。

もし、ご祖父母さまの誕生日や、ご両親の結婚記念日といった大切なイベントが七五三撮影の時期と重なっている、あるいは近い日程である場合、同じ日にまとめてお祝いをすることで、ご家族全員の思い出を一度に残すことができます。

複雑に思えるスケジュールの調整や衣装のコーディネート、プレゼントなど、主役を交互に立てるような演出を工夫するだけで、特別な一日の満足度が高まります。

この記事では、七五三とご家族の記念日をまとめてお祝いするための、具体的なアイデアとコツをご紹介します。

ぜひ最後までご覧いただき、ご家族にとって特別な記念日を計画してみてください。

家族のイベントをまとめ撮りするメリット

七五三の撮影と、ご家族のイベント撮影をあわせておこなうことで、時間やコスト面でのメリットだけではなく、気持ちの面でも満足度の高い一日を実現することができます。

ご家族全員が集まる貴重な機会

七五三は、ご祖父母さまを招いてお祝いするご家庭も多く、三世代が自然と集まる行事のひとつです。

忙しい日常の中では、ご祖父母さまを含むご家族全員が同じ場所に揃う機会をつくることはなかなか難しいですが、七五三という特別な節目があることで、自然に声をかけやすくなります。

日程をあわせて、七五三・誕生日・記念日など複数のお祝いをまとめておこなうことで、ご家族全員にとって心に残る一日になります。

写真に“世代のつながり”が写る

七五三のお祝いと結婚記念日など複数の記念日を重ねることで、お子さま・ご両親・ご祖父母さまという三世代の愛情を、一枚の写真の中で表現することができます。

これらの撮影を通して「ご家族がどんな歴史を歩んできたか」が目に見えてわかるため、数十年後に見返したときに、その瞬間の温かさがよみがえるような思い出を残すことができます。

経済的にも効率的

ご家族のイベントをまとめて撮影することで、スタジオの予約、衣装の準備、移動の手間を一度で済ませられるため、時間やコストを大幅に節約することができます。

また、「七五三の撮影と食事会でのお祝い」を同じ日に組みあわせると、ご家族全員の満足度がぐっと高まり、一日を通してお祝いムードで過ごすことができるため、特別な思い出としての充実感もより一層高くなります。

同日撮影のスケジュールモデル

七五三のお祝いとご家族の記念日を同日に撮影する場合は、タイムスケジュールをあらかじめしっかり組んでおくことが大切なポイントになります。

ご家族で楽しむ七五三タイムスケジュール例
時間帯内容ポイント
10:00七五三撮影スタート集中力が高い午前中に、お子さま中心の撮影
11:30ご祖父母さま合流、家族集合撮影三世代フォト、記念ショット
12:30食事会、ケーキカットご祖父母さまへのプレゼント演出を加える
14:00ご兄弟姉妹や親子スナップなどのフリー撮影ナチュラルフォトで余韻を残す

「どの順番で撮影するか」「どのようなポーズを撮るのか」など、撮影の内容も想定しておくと、よりスムーズに進行できます。

食事会をお祝いに含める場合、特に人数が多いケースでは、スタジオ近隣の個室があるレストランをあらかじめ予約しておくと、当日の流れがよりスムーズになります。

お祝いにあわせて、いつもより少し贅沢なレストランを選ぶご家庭も多く、食事の時間も含め一日を通して非日常感を楽しむことができます。

→ 関連記事:七五三の着付けと準備の流れ

衣装コーディネートの考え方

ご家族全員で撮影をする場合は、以下のポイントを押さえるだけで写真全体に統一感が生まれ、より素敵な一枚に仕上がります。

三世代リンクコーデの基本

三世代での撮影をきれいにまとめるには、それぞれの世代にあったコーディネートテーマと色のポイントを意識しながら、ご家族全体のバランスを考えることが大切です。

世代別コーディネート一覧
世代コーデテーマ色のポイント
ご祖父母さま和装やスーツ系ベージュや紺など落ち着いた色
ご両親シンプルフォーマルグレー・白・淡いピンク系
お子さま晴れ着・着物・ドレス主役カラーを明るめに

ご家族で色やテイストを統一

「白とネイビー」や「ベージュとボルドー」のように、ご家族全体で使う色をそろえると、写真としてのまとまりが生まれ、どの一枚を見ても温かみのある統一した雰囲気をつくることができます。

また、扇子・髪飾り・ネクタイなどの小物に同じ色や素材を取り入れると、細部にまで気配りが感じられる、おしゃれなリンクコーデの写真に仕上がります。

→ 関連記事:祖父母や家族全員の服装・身だしなみ

ご祖父母さまメインの一枚も忘れずに

七五三撮影の流れの中で、ご祖父母さまおふたりだけのツーショット写真を残しておくこともおすすめです。

「おばあちゃん、お誕生日おめでとう」や「結婚◯周年記念」などのタイトルボードや文字を添えたカットにすると、将来見返したときに胸に響く、感動的な一枚になります。

演出×プレゼントのアイデア

せっかくのご家族全員が集まる機会のために、ちょっとした演出を加えるだけで、その日の記憶がぐっと鮮やかに、そして長く心に残るものになります。

撮影中にサプライズを演出

撮影の最後のシーンで、お子さまからご祖父母さまへ花束を手渡す演出は、お子さまもご祖父母さまも思わず笑顔になる、とても心温まる瞬間を生み出してくれます。

ご家族全員で「ありがとう」や「おめでとう」などの文字が書かれたボードを掲げる場面も、気持ちがひとつになるシーンとしておすすめです。

カメラマンやスタジオスタッフに、事前にサプライズをする旨を伝えておくことで、渡す瞬間の本物の驚きや喜びの表情をしっかりと撮影してもらうことができます。

プレゼントと撮影アイデア

ただ記念の品を贈るだけでなく、撮影中にプレゼントを渡すシーンを丁寧に取り入れることで、「もらった瞬間」の感動も写真として形にすることができます。より思い出に残るよう、“同日撮影”ならではのプレゼントを用意するのもおすすめです。

思い出を残すプレゼントのアイデア
プレゼント内容演出例
フォトフレーム今日撮影した写真を額に入れてプレゼント
手作りアルバム七五三から当日写真までをまとめて思い出の一冊に
メッセージカードお子さまが手書きで感謝の言葉を添えた特別なカード

食事会での締めくくり方

撮影を終えた後の食事会では、「お祝いプレート」や「記念ケーキ」をサプライズで登場させると、ご家族みんなが思わず笑顔になる、最高のフィナーレを演出することができます。

撮影でほぐれた空気のまま食事会をおこなうことで、肩の力が抜けた自然な笑顔が引き出され、食事の席での何気ない一瞬も大切な記録として残すことができます。

撮影時の注意点とコツ

ご家族イベントをまとめておこなう当日は、ワクワクする反面、思わぬハプニングが起きる可能性もあるため、事前に注意点を押さえておくと、当日は落ち着いて楽しむことができます。

時間配分に余裕を持つ

七五三の撮影にご家族の記念日のお祝いの撮影を加える場合、主役が複数になることで、想定よりも時間がかかるケースが多くあります。

また、ご家族の人数が増えるほど、移動や撮影に時間がかかるため、スケジュールには余裕をもたせておくと安心です。

一般的には、午前中にメインの撮影を終わらせて、午後はゆったりとお祝いを楽しむ流れにすることが、理想的なプランニングとされています。

人数が多いほど“構図の工夫”が必要

スタジオでの撮影は、全員が写真に写る広めの構図の写真が中心になりがちですが、貴重な三世代撮影だからこそ、ご祖父母さまとお子さまのツーショットや親子のアップなど、近い距離感のカットも積極的に撮ってもらいましょう。

屋外撮影の場合は、階段や段差を上手に利用することで自然と立体感が生まれ、全員の顔がはっきりと写った構図にしやすくなります。

衣装レンタルやデータ納品の確認

衣装を持ち込む場合は、ご祖父母さまの着替えにかかる時間もしっかりと確保したスケジュールを組んでおくと安心です。

また、データの納期については、あらかじめしっかり内容を確認しておき、当日中にご家族にデータを共有できるプランを検討しておくと、みんなで喜びを分かちあいながら、笑顔で一日を締めくくることができます。

→ 関連記事:七五三写真を年末年始の家族行事に活かす

ご家族の“節目を重ねる撮影”で絆を形に

七五三とご家族の記念日を一緒に祝うことで、「一日でご家族の歴史を残せる」という、特別な時間をつくることができます。そして、スケジュール・衣装・演出を少し工夫するだけで、その場にいる誰もが自然な笑顔で写る、温かい写真を残すことができます。

「ご家族みんなでお祝いをする七五三」をきっかけに、ご家庭の新しい記念日の形を、ぜひ見つけてみてください。

この一日が、ご家族にとって大切な記念日として刻まれ、これからも思い出を重ねていくきっかけとなります。