七五三写真で印象を左右するのは、衣装やヘアスタイルだけではありません。

肌のコンディションや爪の状態、唇の乾燥などの細やかな部分まで整えておくことで、写真全体に清潔感のある印象を与えられます。

また、主役のお子さまはもちろん、一緒に写真に写るご家族全員の身だしなみを整えておくことで、より完成度が高く美しい写真に仕上がります。

この記事では、七五三撮影に向けて前日から意識したいスキンケアや爪のお手入れ、リップケアのポイントを、お子さまと親御さまそれぞれに分けて詳しくご紹介します。

特別な化粧品などを使うのではなく、自然で健康的な印象を引き出すための少しの意識と事前の準備で、自信をもって当日を迎えられるようにしましょう。

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前日までの肌ケアと準備

撮影当日の肌の状態は、前日までの過ごし方で大きく変わります。

特に前日は十分な睡眠をとり、夜の保湿ケアをいつもより丁寧におこなうことを意識しましょう。

子どものスキンケアチェック

お子さまの肌は大人よりもデリケートなため、刺激の少ないケアを心がけることが大切です。

前日のうちに整えておきたいポイントを以下にまとめましたので参考にしてみてください。

お子さまのスキンケアチェックリスト
項目おもなケア内容ケアのポイント
保湿ケア入浴後は、できるだけ早く保湿する。入浴後や洗顔後は普段から使い慣れている低刺激のクリームや乳液で肌を整える。<br>保湿は習慣化することで、乾燥や肌荒れの予防につながりやすくなるためおすすめ。
UVケア、化粧品選び低刺激の日焼け止めや化粧品を選ぶ。屋外撮影や神社参拝では、紫外線対策も重要。<br>石けんで落とせるタイプや低刺激の製品を選び、事前にパッチテストをおこなうと安心。
洗顔強くこすらず、たっぷりの泡で優しく洗う。洗浄力の強い洗顔料は避け、肌への刺激を抑えることを意識する。<br>洗顔後はしっかり洗い流し、その後すぐに保湿をおこなうことがポイント。

七五三の写真では、お顔だけでなく首もとや手もとも写ることが少なくありません。

撮影に向けて、顔だけでなく首まわりや手もとまで保湿をしておくと、より清潔感のある印象を目指せます。

また、「七五三は最高のものを用意してあげたい」という親心もありますが、万が一のお肌の赤みやアレルギーのトラブルを防ぐため、撮影当日に新しいスキンケア用品や化粧品を試すのは避け、徹底して普段から使い慣れたものを使用するのがおすすめです。

お子さまが快適に過ごせる状態を整えておくことで、自然な笑顔も引き出しやすくなります。

補足

小さいお子さまには、直前に「引っかき傷」や「虫刺され」ができてしまうといった“直前アクシデント”も起こり得ます。見つけたらすぐに病院で診てもらうか、塗り薬やかゆみ止めのパッチを使用して掻き壊しを防ぎ、保冷剤で冷やすなどして、赤みを引かせておきます。

撮影当日スタジオに到着したら、ヘアメイクのスタッフへ「ここに傷があります」と共有し、コンシーラーで自然にカバーしてもらうか、写真データの「レタッチ(修正)対応」ができるかを相談してみましょう。

母親と父親のスキンケアとメイク準備

七五三の写真はお子さまだけでなく、ご家族全員にとって大切な記念になります。

日頃から保湿ケアで肌のコンディションを整え、前日は十分な睡眠を取ることが大切です。

  • お母さまにおすすめのお手入れ:「お顔のうぶ毛剃り」をする場合は、撮影3日前〜撮影前夜までを目安に済ませましょう。特に口周りやフェイスラインの産毛をシェービングしておくと、スタジオの強力なストロボを浴びた際に光が乱反射せず、メイクのりもアップし、肌の透明感が高まります。
  • お父さまにおすすめのお手入れ:お父さまも当日は洗顔だけで終わらせず、化粧水と乳液で肌を整え、清潔感のある印象を目指しましょう。特に無精ヒゲや乾燥、目の下のクマなどは写真で目立ちやすいため、前日までにしっかりケアしておくと安心です。
補足

撮影の直前には、普段使わない化粧品を試したり、刺激の強いスクラブやピーリングをおこなうことは避けましょう。肌トラブルの原因になる可能性があるため、大人の場合も普段から使い慣れたアイテムで肌のコンディションを整えておくことが大切です。

当日を気持ちよく迎えるためにも、撮影前の特別なケアよりも普段どおりのスキンケアを心がけることをおすすめします。

当日のスキンケアとメイクのコツ

前日のケアで肌の土台を整えたら、当日は過度なスキンケアを避け、自然な肌状態を保つことを意識しましょう。

子ども|当日スキンケアのポイント

七五三当日は、特別なケアをする必要はありません。普段どおりのスキンケアを心がけることで、健やかで清潔感のある印象につながります。

ただし、直前にクリームや乳液を重ねすぎると、テカリや化粧崩れの原因になる場合があるため、保湿は撮影直前ではなく、数時間前までに済ませておくのがおすすめです。もし汗をかいた場合は、タオルで強くこするのではなく、ティッシュで軽く押さえて「吸い取る」ようにして水分を取り除きましょう。

乾燥が気になる部分は、撮影前にヘアメイクスタッフへ相談し、必要に応じて無色のワセリンを少量なじませてもらうなどの対応を相談してみるのもおすすめです。

お子さまの肌の状態にあわせて調整することで、よりナチュラルな仕上がりを目指しましょう。

母親と父親|当日のスキンケアとメイクのコツ

当日のベースメイクは厚塗りを避け、素肌や内側から発光するような自然なツヤを活かすことを意識しましょう。

ここからは、お母さまとお父さまのそれぞれのポイントと、共通で気をつけたいポイントをまとめました。

当日のスキンケアとメイクのポイント
対象ケア内容写真映えのポイント
お母さまベースメイクは薄付きに仕上げ、コンシーラーとハイライトでやわらかな立体感をプラスする。口もとはローズ系やベージュ系のリップを選ぶと上品な印象に仕上がる。厚塗りによる老け見えを防ぐことで、スタジオの強い照明の下でも、立体的で幸福感あふれる「多幸感フェイス」を叶える。
お父さま洗顔、シェービング後は化粧水と乳液で丁寧に保湿する。乾燥やヒゲの剃り残しは、写真で目立ちやすくなるため注意する。<br>撮影前にティッシュで軽く皮脂を押さえると、清潔感が高まる。
共通マナー下地やパウダーを使用するときは、「顔から首もとまで」境界線をなくすように薄く馴染ませる。顔と首の色の差が出ないようになじませることで、写真全体に統一感が生まれやすくなる。

特にスタジオ撮影では、照明の影響で実際よりも顔色が白く写ってしまったり、メイクの色味が薄く写ったりすることがあります。

そのため、普段のメイクをそのまま再現するのではなく、写真写りを意識してメリハリを加えることがポイントです。

眉は輪郭を整えてややはっきり描き、チークは頬の高い位置に自然な血色感が残る程度に入れておくと、写真でも顔がぼやけず、表情が明るく見えます。

爪・手先・リップケアチェック

七五三写真では、千歳飴やバッグを持つシーン、手をつなぐシーンなどで指先や手もとが写ることも多いため、事前に整えておくことで全体に清潔感のある印象を与えられます。

撮影当日に慌てないためにも、前日までに気になる部分を確認し、身だしなみを整えておきましょう。

身だしなみチェックポイント一覧
お手入れパーツお子さまのケアポイント親御さまのケアポイント
前日までに爪を短く切り、角を丸くなめらかにしておくことで、衣装や小物への引っ掛かり防止にもつながる。爪の汚れや伸びすぎていないかを確認し、清潔な状態に整えておく。お母さまがネイルをする場合は、クリア・薄いピンク・ヌードベージュ等のワンカラーが上品。
手もとささくれや乾燥を防ぐため、数日前からこまめに保湿して肌の状態を整えておく。ハンドクリームで保湿し、手もとの乾燥をケアする。撮影直前は衣装につかないように注意する。
リップリップクリームやワセリンで保湿する。<br>7歳は衣装にあわせて自然な色味のリップを取り入れることもおすすめ。唇の乾燥や荒れを防ぎ、お母さまは自然な血色感を意識したリップを選ぶ。<br>お父さまもリップクリームなどで保湿をおこない、整えておく。
眉毛、顔まわり眉間や顔まわりに気になるうぶ毛がある場合は事前に整えておくと、表情がすっきり見えやすくなる。眉毛の長さや形を整え、うぶ毛やヒゲの剃り残しを確認する。<br>顔まわりを整えることで清潔感も高まりやすくなる。

唇の乾燥や手荒れは短期間で改善しにくいため、撮影直前だけでなく数日前から保湿を意識しておくことがおすすめです。

細かな部分まで整えておくことで、写真全体がより一層美しく仕上がります。

衣装と肌トーンのバランスを整える

七五三の写真では、メイクだけでなく衣装とお肌の視覚的バランスも重要なポイントです。衣装のトーンにあわせた微調整を意識してみましょう。

  • 白・アイボリー・パステル系の明るい衣装:レフ板(反射板)のように光を跳ね返すため、お顔周りをパッと明るく見せる一方で、人によっては「血色感が抜けて青白く写る」ことがあります。メイクの段階でチークやリップにほんの少し温かみのあるコーラルやピンクを足し、健康的な多幸感を補うのがおすすめ。
  • ネイビー・ブラック・深緑などの濃い衣装:お顔周りの印象をキュッと引き締めて知的に見せてくれる反面、ライティングによっては影が強く出て表情が暗く見えてしまうことがあります。ベースメイクで肌の明るさを整えたり、撮影時に自然光を上手に活用することで、明るくいきいきとした雰囲気を演出してみましょう。

“清潔感と自然さ”が七五三写真を美しくする

七五三の写真では、衣装やヘアスタイルだけではなく、肌・爪・唇といった細かな部分のお手入れも写真全体の印象を左右する大切な要素です。

特に手もとや口もとは、千歳飴を持つシーンや家族で手をつなぐシーン、笑顔のアップなどで自然と写真に写り込むことが多いため、事前に整えておくことで清潔感のある印象につながり、写真全体としての美しさやクオリティも高まります。

また、お子さまだけでなくご家族全員で身だしなみを整えておくこともポイントで、前日までに保湿ケアや爪のお手入れを済ませておけば、当日の準備もスムーズに撮影の時間を迎えられます。

無理に特別な美容ケアを取り入れる必要はなく、普段から使い慣れたアイテムで肌のコンディションを整え、清潔感のある健やかな印象を目指すことが、七五三らしい温かみのある写真づくりにつながります。

お子さまの成長を祝う大切な一日だからこそ、ご家族全員で準備を整え、自然な笑顔があふれる思い出深い時間を過ごしてみてください。