七五三は、衣装だけではなく「着付け」「髪型」「メイク」まで含めたトータルコーディネートが、お子さまの魅力をより引き立てる大切な要素となり、写真全体の雰囲気や印象にも大きく影響します。
特に女の子は、3歳と7歳で髪質や毛量、似合うスタイルやメイクのバランスが異なるため、お子さまのお顔立ちや衣装のテイストにあわせながら、その年齢ならではのあどけない表情や可愛らしさを引き立てられるスタイルを選ぶことがポイントです。
この記事では、3歳と7歳それぞれにあうヘアスタイルとメイクのポイントをはじめ、和装と洋装にあわせたアレンジや前日準備まで、七五三のヘアメイクに関する情報をわかりやすくご紹介します。
歳の女の子のヘアメイク|自然なかわいらしさを活かすポイント
3歳の七五三は、初めて本格的なヘアメイクを体験するお子さまがほとんどです。無理に大人びたスタイルをつくるのではなく、この時期しか見られない「あどけなさ」と「自然体の魅力」を活かす仕上がりが主流となっています。
髪型の特徴とおすすめスタイル
3歳は髪がまだ細くやわらかいため、無理に複雑なヘアアレンジを取り入れるのではなく、お子さまが嫌がらない範囲で、リボンや髪飾りを使いながら華やかさをプラスすることがおすすめです。
以下の代表的なスタイルの特徴とポイントを、髪型選びの参考にしてみてください。
| スタイル名 | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| ふんわりアップ | 被布スタイルと相性がよく、やわらかな雰囲気を演出しやすい。 | 顔まわりをすっきり見せながら、写真映えもしやすい。 |
| ツインテール | 動いても崩れにくく、明るい印象に仕上がる。 | カジュアルでお子さまらしく、かわいらしさを引き立てやすい。 |
| ショートアレンジ | 髪が短くてもアレンジしやすく、お子さまの負担が少ない。 | リボンやカチューシャをあわせると、華やかさがアップする。 |
3歳のお子さまに和風のかんざしや大ぶりの髪飾りを選ぶと、重みで髪型が崩れたり、痛がって途中で外してしまうトラブルが起こりがちです。3歳には「パッチン留め」や「クリップゴム」タイプの軽量なちりめん飾りがおすすめで、固定しやすく、お子さまも嫌がりにくいため取り入れやすくなります。
歳|ナチュラルメイクのコツ
3歳の七五三メイクでは、「ナチュラルさ」と「ほんのりとした血色感」を意識し、お子さま本来の透明感ややわらかな表情を活かしながら、自然なかわいらしさを感じられる仕上がりを目指しましょう。
ファンデーションは基本的に使用せず、肌に負担がかからないように配慮しながら、日焼け止めとベビーパウダーなどで軽く整える程度でも十分に透明感が引き立ちます。
また、チークはほんのり色づく程度に薄く入れ、リップはピンク系のグロスでツヤ感を少しプラスすることで、健康的でいきいきとした印象に仕上がります。
このご年齢のお子さまはメイクそのものよりも「丁寧なスキンケア」をおこなうことが大切です。しっかりと保湿ケアをおこない、乾燥を防ぎながら、お子さまらしいやわらかな肌の雰囲気を活かしたナチュラルな仕上がりを目指してみましょう。
前日〜当日の準備
当日をスムーズに迎えるための準備の内容と注意点について、以下にまとめました。
前日からの準備が当日の仕上がりを大きく左右するため、ひとつひとつ事前に確認しておきましょう。
| タイミング | 準備内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 前日夜 | シャンプー・ドライヤー・十分な睡眠。 | 洗髪後は、髪を自然な状態に整え寝ぐせをふせぐ。トリートメント・ヘアオイル・整髪料はできるだけつけない。 |
| 当日朝 | 軽いブラッシング、リップや肌の保湿ケア。 | 髪飾り・ヘアゴム・ヘアピンなど、ヘアセットに必要な小物を忘れずに確認しておく。 |
寝ぐせを防ぎやすくするためには、前日のシャンプー後に髪をしっかり乾かしてから就寝するように心がけましょう。
特に根元まで丁寧にドライヤーをかけておくことで、翌朝の髪が整いやすくなり、スムーズなヘアセットにつながります。
また、撮影当日の朝も、ご自宅でワックスやスプレーなどの整髪料を使用せず、できるだけ自然な髪の状態に整えておくことで、スタジオでもヘアセットがしやすく、理想のヘアスタイルに仕上げやすくなります。
→ 関連記事:女の子の着物スタイル・選び方
歳の女の子のヘアメイク|大人っぽさと可愛らしさを両立
7歳になると、髪の長さや毛量がしっかり揃い、選べるヘアスタイルの選択肢が劇的に広がります。帯結びスタイルの本格和装にふさわしいヘアセットにあわせて、少し大人びた上品な表情を引き出してあげましょう。
髪型の特徴とおすすめスタイル
ここからは、7歳の女の子に人気のある代表的なヘアスタイルと、それぞれの特徴をご紹介します。
衣装の雰囲気や撮影シーンにあわせながら、お子さまにぴったりのヘアスタイルを見つけてみてください。
| スタイル名 | 特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 新日本髪 | 伝統的で格式のあるスタイルを現代の手法で再現した髪型。 | 神社での撮影や和装との相性がよく、七五三らしい雰囲気を演出しやすい。 |
| 編み込みアップ | 華やかで存在感があり、写真映えしやすい。 | 和装と洋装どちらにもあわせやすく、アレンジの幅も広い。 |
| ハーフアップ | 可愛らしさと上品さをバランスよく取り入れられる。 | 撮影スタイルを問わず人気があり、自然な華やかさを演出できる。 |
髪型のバリエーションが増えることで、和装と洋装それぞれの雰囲気にあわせたスタイリングもおこないやすくなります。
また、ヘアスタイルだけではなく、髪飾り選びも全体の雰囲気や写真の印象を左右する大切なポイントです。
衣装や撮影テーマにあわせた小物を取り入れることで、ヘアメイクと衣装に統一感が生まれ、より華やかで完成度の高いコーディネートに仕上がります。
歳|メイクのコツ
7歳の七五三メイクでは、少し本格的なメイクに挑戦するご家庭も多いです。お子さまらしい輝きやいきいきとした表情を活かしながらも、大人びた印象になりすぎない自然な仕上がりを意識しましょう。
ベースメイクを取り入れる場合は、ファンデーションを薄く重ね、ハイライトで自然なツヤ感をプラスすることで、7歳らしい透明感のある肌印象を演出しやすくなります。
また、チークは頬の中心にふんわりと円を描くように入れることで、やさしく健康的な印象に仕上がります。
さらに目もとは、立体感が出るブラウンや可愛らしいピンク系などの上品でやわらかな雰囲気を表現する自然なカラーが人気の傾向にあります。
七五三のヘアメイクでは、みずみずしく澄んだ瞳の印象が引き立つよう、ナチュラルな血色感や自然なツヤ感を意識したメイクが注目されています。
特に7歳は、お子さまらしい可愛さの中に少し大人びた雰囲気も感じられる時期だからこそ、「その年齢らしい自然な表情や雰囲気」を引き立てることを意識して、その瞬間ならではの魅力をより美しく写真に残してあげましょう。
前日〜当日の準備
7歳の七五三は、着付け・ヘアセット・メイク・撮影などで長時間のスケジュールになりやすいため、前日からしっかり準備を整えておくことが重要です。
当日も時間に余裕を持って行動できるよう意識しておくことで、お子さまの負担を抑えながら、落ち着いた気持ちで撮影に臨みやすくなります。
| タイミング | 準備内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 前日夜 | 肌の保湿ケア、髪への熱ダメージを抑えたヘアケア。 | ヘアアイロンの使いすぎを避け、髪を傷ませないよう注意する。 |
| 当日朝 | 着付け前にヘアセットを完成させる。 | ヘアメイクや着付けに時間がかかることもあるため、余裕をもって準備を進める。 |
7歳頃になると髪の長さや毛量も増えてくるため、ヘアセットでは全体が重たい印象になりすぎないよう、軽やかさを意識しながらアレンジを整えることも大切です。
また、ボリューム感を適度に分散させることで、長時間でも崩れにくく、お子さま自身も快適に過ごしやすくなります。
特にアップスタイルや編み込みを取り入れる場合は、髪飾りの重さとのバランスも意識しながら、無理のないスタイリングに仕上げることがポイントです。
和装と洋装で異なるヘアメイクのポイント
衣装のスタイルによって、ヘアセットとメイクの方向性は大きく異なります。
衣装の種類にあわせたヘアスタイル・メイク・アクセサリーの傾向を以下にまとめたので、撮影スタイルを決める際の参考にしてみてください。
| 衣装タイプ | ヘアスタイル傾向 | メイク傾向 | 相性の良いアクセサリー |
|---|---|---|---|
| 和装 | 新日本髪・アップスタイル・かんざしなど、衿元をすっきりと見せるアップスタイルが基本。 | ピンクやオレンジ系を中心に、血色感を意識したやわらかなメイク。 | ちりめん花・金箔・つまみ細工・和風の髪飾り。 |
| 洋装 | 巻き髪・ハーフアップ・三つ編みなど、毛先の動きややわらかさを活かしたアレンジ。 | 淡いピンク系を中心に、自然なツヤ感を意識したナチュラルメイク。 | ティアラ・パール・リボン・フラワーアクセサリー。 |
スタジオ撮影では洋装にナチュラルなヘアスタイルをあわせ、神社での参拝やロケーション撮影では和装に伝統的なヘアアレンジを取り入れるなど、撮影シーンの雰囲気にあわせて衣装やヘアメイクを変えるご家庭も多く見られます。
シーンごとにテイストを変えることで、スタジオでは華やかでやわらかな雰囲気、神社では七五三らしい落ち着きや格式感など、それぞれ異なる魅力を写真に残しやすくなります。
また、スタジオ撮影ではレンタル衣装、参拝時は持ち込みの着物を選ぶなど、用途に応じて衣装を使い分けるケースも増えています。
以下の記事では、衣装のレンタルと持ち込みの併用についてご紹介しています。
→ 関連記事:七五三衣装の持ち込みと組み合わせ活用術
スキンケア・コンディション管理・持ち物
七五三当日は、ヘアメイクや衣装だけではなく、お子さまの肌状態や体調などのコンディション管理も写真写りを左右する大切なポイントです。無理のないスケジュールを意識しながら、しっかりと体調を整えておきましょう。
撮影前日は、7〜9時間を目安に十分な睡眠時間を確保し、保湿を重視したスキンケアで乾燥対策をおこなうことで、肌のコンディションを整えやすくなります。
特に、頬や口もとなど乾燥しやすい部分は丁寧に保湿しながら、お子さまらしいみずみずしい肌の質感を保てるよう意識しておくと安心です。
また、食事は塩分の多いものを控えめにし、水分も摂りすぎにならないよう適量を心がけることで、顔まわりのむくみ対策につながります。
さらに、撮影前日に食べ慣れていないものや体にあわない可能性のある食事を避けておくことで、体調不良のリスクを抑えやすくなります。
必要な持ち物は事前に一覧で確認し、忘れ物を防ぐためにも早めに準備を進めておきましょう。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| スタイリング剤 | ワックスやヘアスプレーなどの整髪料。 | 撮影途中のヘアセット直しに便利で、小容量ボトルを選ぶと持ち運びしやすい。 |
| 櫛、ブラシ | 髪型を整えるためのヘアブラシやコーム。 | 風や着替えで髪が乱れた際にすぐ整えられ、前髪チェックにも役立つ。 |
| ヘアアクセサリー | リボン、ゴムなど。 | 破損や紛失に備えて、予備もあると安心。 |
| ティッシュ、汗拭き | フェイスタオルや汗拭きシートなど。 | 顔のテカりや汗対策に便利で、特に屋外撮影や移動時に重宝する。 |
| 飲み物、おやつ | 水分補給用の飲み物や軽食。 | 長時間の撮影でもお子さまの集中力を保ちやすく、機嫌直しにも役立つ。 |
| 履き慣れた靴 | 移動用のスニーカーなど。 | 草履やローファーに疲れてしまった際の負担軽減になり、移動中も快適に過ごしやすい。 |
撮影当日は、軽めの朝食を取り、軽いストレッチなどでリラックスしながら準備を進めることで、自然な笑顔や表情を引き出しやすくなります。
また、ヘアメイクまでは髪を結ばずに自然な状態で過ごしておくことで、髪に跡がつきにくく、スタイリングもしやすくなります。
さらに、急な天候の変化や着物の汚れ、汗によるメイクの崩れなどに備えて、替えの足袋やタオル、ティッシュなどをあらかじめ準備しておくと安心です。
その他、思わぬトラブルに関しての対応策などは、以下の記事でご紹介しています。
→ 関連記事:雨の日・風の日のヘアメイク対策
親御さまができる当日サポート
七五三当日は、長時間の撮影や慣れない衣装でお子さまが疲れやすくなることもあるため、親御さまがこまめに様子を見ながらサポートしてあげることが、自然な笑顔やいきいきとした表情を引き出すことにつながります。
撮影前には、前髪やヘアセットの崩れ、襟足まわりとリップの状態などを事前にチェックしておくと安心です。
また、汗をかいた場合は、タオルで優しく押さえるように拭き取り、撮影中に髪が乱れた際は、くしやブラシで軽く整えてあげることで、ヘアメイクのきれいな状態を保ちやすくなります。
さらに、小さなお子さまは顔周りを触ってしまうこともあるため、お顔に触れないようにやさしく声をかけながら、着物や衣装の袖でリップやメイクを拭かないよう事前に伝えておくことも大切なポイントです。
そして何より、「かわいいね」「すてきだね」など前向きな声かけを意識することで、お子さまもリラックスでき、明るく華やかな雰囲気を演出しやすくなります。
→ 関連記事:七五三の髪型カタログ|ショート・ボブ・ロング別人気スタイル集
まとめ|衣装や年齢にあわせた七五三ヘアメイクを楽しもう
七五三のヘアメイクでは、「かわいらしさ」と「お子さまが無理なく過ごせる快適さ」のバランスを意識することが重要です。
年齢や衣装の雰囲気、そして撮影場所にあわせながら、お子さまらしい自然な表情を引き立てられるスタイルを選ぶことで、その瞬間ならではの魅力をより美しく写真に残しやすくなります。
どれほど完璧なヘアメイクができても、お子さまの笑顔に勝るものはありません。当日のヘアメイクだけではなく、前日からのスキンケアや体調管理、親御さまのやさしいサポートも、自然な笑顔につながる大切なポイントです。
衣装や撮影シーンにあわせたヘアメイクを楽しみながら、お子さまらしい表情と七五三ならではの特別な思い出を形に残してみてください。